NEW TELEPORTATION1+2 & 恋する団地 アナログ発売情報 とともに2014年を振り返る

みなさんこんにちは。

今日は遂に発売される事となったayU tokiOのアナログ版2作品のリリースについて少しお話をしようと思います。


de.te.ri.o.ra.tionよりayUtokiOの「NEW TELEPORTATION1+2」「恋する団地」の2作品がLP版として2015年1月23日に同時リリースされます。

昨今のアナログ版リリースラッシュ。
とはあまり関係なさげなところで「アナログでしか愛せない事もある」
と、かなりスノッブなレーベルオーナー橋本氏にお誘いを頂きこのレーベルのカタログに載る事は僕としてはとても光栄な事でした。たつきさん大好き。
そしてもう一人、この2作品を作り上げる為に奔走してくれた青年Y君、感謝です。

ばたばたと(精神的な)試行錯誤を繰り返す中生み出されたNEW TELEPORTATION(白)(黒)の2作品を一つの作品にまとめるというアイデアを快く受け入れてくれたde.te.ri.o.ra.tionのお二人にとても感謝しています。

そして、このカセット作品をカセットでリリースしてくれて、なおかつ今回のアナログリリースを喜んでくれたSUBURBIA WORKSフルヤアキラ君にもとても感謝をしています。

white sideには僕が自宅にてカセットMTRで録音を重ね作り上げた音源を、
black sideには更にその六曲をストリングス、フルート等を加えバンド編成でリアレンジしたバージョンをハードディスクMTRで録音し作り上げた音源を、
収録しています。


それぞれの思い出を少し振り返ります。

○white side すなわち「NEW TELEPOTATION」には1980年代の「デモテープ」というテーマがあります。機材もほとんど80年代のマシンばかりを使用していて、製作中は仲のいい友達や、全然機械になんて興味の無い女の子にライブハウスとかでその話をするのがとても楽しかったな。
特筆すべきはドラム音。実機です。ROLAND TR505です、僕と同い年の。

音源作品として、自身の作品とポップスとの間の壁を熱いまなざしで見上げていたであろう当時の若きアーティスト像を熱いまなざしで見つめ、僕はこの作品を作った訳です。
1980年代当時、それぞれの世界のクリエイター達は実際のところ、2012年の未来をどんな風に思い描いていたんでしょうか。ジャケットのイラストはそんな気持ちをチアキ君(ジャポニカソングサンバンチ他)に話し、「未来都市ayUtokiO」を描いてもらったものです。

様々な誤解を内包しつつ危うい感じで出来上がったこの作品を僕自身とても気に入っています。


●black side すなわち「NEW TELEPOTATION2」通称夜版。
こちらはその六曲をライブで披露すべくフルート、バイオリン、ビオラなどのクラシカルな楽器と共にバンドセットで演奏する為にリアレンジした内容な訳ですが、

ここに強めの思いがあるのです。

数年前の話。
どうも僕の嗜好するポップスには欠かせない要素というのがあり、それはどうやらクラシカルな楽器の音色の様でした。いわゆる「チェンバーポップ」というモノを意識したのです。
数年前の自分にはそんなサウンドをどこか遠くに感じつつ、憧れを抱きつつ、アップルのノートパソコンのキーボードを叩き、
ポップスの厚い壁を背に一人ヒリヒリしていた頃がありました。
要するに、お金を目一杯かけて作られゆく音楽への憧れがとても強かった訳です。

まず鳴らしたい音を鳴らしてみたい、という素朴な思い。そこからはじまり、
ガレージバンドの登場によって自宅録音ファンの歴史の端にひっそりとぶら下がっていた楽器メーカーの当時の思いに触れてみようという考えが繋がり、2004年当時のハードディスクMTR(実機)にて録音する事にしました。

やってみるといろいろ思う所はある訳ですが、やってみないと分からないから実験なんですよね。結果、ただ楽しかったな。

近代にグッと近づくtelepotation。
のみならず4D右往左往という訳です。
アーリー・アユトキオの魂がコンパイルされた一枚なのです。

表面裏面すり切れるまでどうぞお楽しみ下さい。


NEW TELEPORTATION1+2[LP]

Side-A:
Commitments
My Room
Teleport
Itinerary For Sunny
Metastasis Device
The End

Side-B:
Commitments
My Room
Teleport
Itinerary For Sunny
Metastasis Device
The End

2015年1月23日発売
dtrt 6(LP, Album) / 2,500円+税









*そして、「恋する団地」

自分の近年の活動、「MAHOΩ」、「the chef cooks me」での経験のもとに得た楽曲製作手順を誠実にこなす2014年の集大成的作品でした。7月にCDでリリースしました。

前作からすると歌詞は日本語になっているし少しテーマが踏み込んだ物になっているはずです。改めて読んでみて欲しいです。でも本当は、あんまり変わったつもりもないんだけどな。

CDをリリースするよりもずっと前にライブで「米農家の娘だから」という曲を聞いてくれたたつきさんが褒めてくれたのを良く覚えています。
縁が続き、たつきさんのレーベルからこの作品を、Y君の協力によってリリース出来るのは本当に喜ばしい事です。

僕の曲を「暗い」「良い」と言ってくれたryo takematsuさん。
「new weve」「authentic」というワードを用いて解釈して下さった現サポートのdrのげんさん。

僕も作品もとても幸せです。

アナログ用にそれぞれCD版と同じく池内さんにリミックス、佐藤さんにリマスタリングをしてもらっています。

ジャケットは再びチアキ君(ジャポニカソングサンバンチ他)によって「同じ構図で」というオーダーで改めて書いてもらったもので、「NEW TELEPORTATION」が80sから想像した201x年ならば、こちらは現実の2014年の「ayUtokiO」という訳です。電波塔は膨らまなかったんだなぁ。
彼は本当、天才。

ばっちり納得のいくものに仕上がりました。

表面裏面すり切れるまでどうぞお楽しみ下さい。


 恋する団地 [LP]

Side-A:
恋する団地
夜を照らせ
air check

Side-B:
メビウスの輪
米農家の娘だから

2015年1月23日発売

dtrt 7(LP, Album) / 2,000円+税





本当は 分かっている つもりです。
それでも僕は、道具として作ったものはどんどん使って欲しいと思います。
データと違って少しずつ消耗されて行く物の様子が自分は大好きなのです。
「変化する」事より、「消耗する」という事が何よりも大事な事だと思うのです。
愛はそれぞれ違うから、強く言う事はしたくないけれど、
ひとまず僕は僕の愛せるものを作れて良かったな。
買ってくれ。

良いお年を!

2014/12/28

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