6/27 やなぎさわまちこ 2nd mini album「回転画」

7/25
COMPLEXから
やなぎさわまちこ 2nd mini album「回転画」をリリースします。

ayU tokiO「遊撃手」と同時リリースです。


回転画

CD / 1,600yen / 2018.07.25
AICP-015 - complex

01. パノラマ島
02. q
03. 愉快なしらせ
04. 待ちぼうけ喫茶
05. 流星


https://soundcloud.com/complex-aicp/panorama
トレイラー

ミックスはde.te.ri.o.ta.tionの橋本竜樹さん。
マスタリングは「遊撃手」同様、根本智視。
m2,m3,m5、ドラムに杉之下将一(如何様詐欺師は夜うごく)
m2,m3,m5、ベースにアポロン増田(あだち麗三郎クワルテッット)
m3、ピアノに森川あづさが参加してくれています。
ギター、作詞曲一部、録音、監督は自分が担当しました。

それ以外のすべてをやなぎさわまちこ自身がかなり一人で頑張って作りました。

ジャケットの写真は俺(実は前作「わたしの向こう側」の写真も俺)。
デザインはCARREの鈴木さん



いわゆる「シンガーソングライターらしい」わけでもなく、
いわゆる「キーボーディストらしい」わけでもなく、
非常に曖昧な彼女のミュージシャンとしての立ち位置ですが、
それゆえに、間違いなく彼女らしい唯一無二の作品が完成したと思います。
詞曲、アレンジ全てが絶妙すぎてやばい。



俺たちの「宅レコ」っていうのは、
DTMの普及後の、さらにその先の自主レコーディングというか、自主製作を目指している。
その道を進み続け、数年が経ち、遠くなった仲間もいる。当たり前だな、とも思う。

ガチャガチャと多種多様な形であふれ返る「レコーディング」であるが、その多くに疑問がある。

もう直ぐ、まるでSFのように技術がそれを要する文化とともに溶けて無くなっていってしまうかもしれない。笑い話だ、全くもって。
俺は不安に思う。本気で。今はまだ手の届くところに、大好きな音楽作品の体温が残っている。
それを感じられなくなってしまったら、多分それはメロディとリズムを組み合わせた「データ」になる。これはさすがに「スペック」ではどうしようもない。
これは「アナログ機材にこだわる」ということとも全く違うんだな。
実際、アナログ党の人ともビミョーに話は弾まない。
好きなものは一緒でも、好きな部分が違うことって本当によくあるよ。

俺は思う。
技術と、それを擁する文化にはたくさんの複雑な感情が宿る。
しかもそれはなぜだかどれもとても魅力的なものばかりだ。
だから技術は文化になり得る。文化っていうのはとてもエモーショナルなもんだ。
そういうものを残していきたい。
それがCOMPLEXをやる理由です。

この話は近々どこかできっちり語ろうと思います。



COMPLEXはそんな気持ちに引っかかってくれた友人のみの作品をリリースする場所、なんなら「音楽レーベル」なのかどうかも怪しい「集合体」です。

とにかく、
やなぎさわまちこ「回転画」は、ayU tokiO「遊撃手」の製作と完全に同時進行で進めてきましたが、はっきりと全く違う音像、質感を実現しましたので、安心して二つの作品を楽しんでいただきたいです。

COMPLEXの指針となるよう、二つの作品を同時にリリースすることにしました。

本気でマジョリティの可能性を信じてやっていきます。


発売をお楽しみにー!!

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