4/3 北の遊撃手(秋田)

2日目
秋田 のら珈琲。
東北三県の移動は車です。

1日目の山形走行中もでしたが、東北の山の中はとても杉が多い気がします。
まちこが気を利かせ暖房をオンにしたら思いっきり外気が車内に吹き込んで来て、杉花粉的体調の異変に完全にお鼻が逝きました。

それにしてもとても山が高いです。
雪がちらついたり、橋の上を走ったり、日本海沿いであったり、かと思いきや反対側は高々とそびえる山々であったり。

冬の日本海は荒れます。




出発の日に山形出身の知人からメールが来ました。
なんか思ったのでしょうか。

東京でのみんなのことだけを、俺は知っている。
俺の知らない生活を送っていた頃があり、俺の知らない言葉を交わす瞬間があった。
そういうことをブツブツと唱えながら雪道を走りました。
山の中を走る道中、SAがあったので入りました。いままで全く意識してこなかったですが、
SAはサービスエリア。大きい。
PAはパーキングエリア。まあまあ大きい。
だいたいそんな感じの様です。


なんか、車で聴くCDでも買おうかなとか思って棚を見ると、「故郷の歌(北国)」というコンピレーションが刺さっていて、まあサムいんですけど、眺めていたらまちこが俺のことを不愉快そうに見ていました。
まちこの手にはいぶりがっこが握られていて、ただそれのみを買ってました。いぶりがっこは、クリームチーズとよく合うという話です。
なんでこのタイミングでがっこ買ってんの?って思いました。





のら珈琲にはショップのインスタグラムアカウントがあり、そこに繰り広げられるオシャレさから「きっと山奥のロッジ的なものであるに違いない」と思っていましたが、ついて見たら秋田のかなり街の中にありました。

ライブイベントもするしカセットテープに強いけど、基本的にはコーヒーショップです。
豆を買いに来る近所の人々と共に生きる、カセットテープに強いコーヒーショップ。
謎です。かなりイカしています。

共演の 英心&The Meditationalies の英心さんはお寺の住職とのことで、彼の歌は何だか説法の様なありがたさを含んでいた様な気がします。
もっと色々話したかったなー。
住職としては今はとても忙しい時期らしく、早々に引き上げて行きました。

前の日に走り抜けた山形の月山(がっさん)と羽黒山湯殿山で合わせて出羽三山。
日本の山岳信仰の修験道に使われるすげー山なんだそうですが、英心さんの話によると、それぞれの山が、
「過去」「現在」「未来」であるそうな。
それらを旅し、どうなるのか、最後。ちょっとSFっぽさを感じますね。

そう言われてみればかなりパワフルなお山であった様な気がします。
ほんと、あんなにデカイ山のそばを走ったことなぞ俺には無かった。
だもんでトンネルを抜けた瞬間に見える景色が何事か一瞬理解出来ない様な感覚になりました。
東京に帰ってきてから知り合いの人に月山がすごかったという話をしたら、
「彼らにとってはかなり大事なものみたいだよね」とのことでした。
分かる。

『山籠り』などという言葉をよく耳にしますが、それってこういうところで修行をすることなんだなーと思いました。




松永さんの盾発見しました。
うちにも同じやつあります。(二つ)

ライブが全て終わって森さんと話をしていたら武末さんがやってきました。

夜は大粒の雪が振りました。

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