9/16 太田貴子『Voice of Angel』の話

魔法の天使 クリィミーマミの声として知られる伝説の元祖声優アイドル、太田貴子が奇跡の歌声を披露した31年振りとなる新作アルバム『Voice of Angel』のサウンドプロデュースを担当しました。 「サウンドプロデュース」という事ですが、今作はほぼ全てのレコーディングを自分が行なっておりまして、つまり太田貴子さんのボーカル録音も担当したのですが、、、 マイクを通ってモニタールームまで届いた太田さんの歌声がマミというかユウちゃんそのものでストレートに感動しました。 セルフカバー曲に関してはキー変ゼロです。すごい感激。 制作中、太田さんとの話もいずれどこかでお話し出来ればと思います。 ----- 今回の作品に対しての自分の気持ちの話です。 セルフカバー曲のオリジナルテイクを改めて精査し、 「この先に自分が育った時代のカルチャーあるのだな」と再認識しました。音を聞いても、クレジットを見ても、そう思いました。 本作品のコンセプトに沿うように、トラック制作はたくさんの友人に声をかけて行ないました。 関わってくれた僕たちの多くが80年代生まれ90年代育ち。(というのを一つのテーマにしてミュージシャンに声をかけさせてもらいました。) 昭和と平成の間くらい、僕らの子供の頃のいろんなカルチャーは、 性能の向上と機能の劇的な変化の中のもの。 クリエイティブの手法も色々混在した、アナログからデジタルへの移行期のもの。 これらを分別なく、来た球を打ち返すが如く見て聞いて育った僕は刷り込み的にデジもアナも大好き、いろんなものをゴッチャリと大好きです。 どこもなにも断絶することなく、みな最高。 子供になったり大人になったり、2Dになったり3Dになったり、様々なものの真ん中に立つ太田貴子さんってそういう存在なんじゃないかと思うんです。マジカル。 というわけで、 幼少期のたくさんの気持ちへの感謝を返すつもりで、頑張らせてもらいました。 今作は太田さんの31年ぶりの「新作」ということで、 「大・恋・愛 β」 「魔法 β」 の二曲を自分の方から新曲として提供させていただきました。 また、ミックスには思うところあって敬愛する森達彦さんにもご参加いただきました。 はっきり自信を持って言います。 最高の作品が出来上がりました。 10月20日発売です。 よろしくお願いします!! 以下詳細↓ アイドルとして、ま