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3月, 2022の投稿を表示しています

#19 原 gen 秀樹

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「わたしの ayU tokiO 5選」 1.「恋する団地」 コメント 僕にとってアユくんとの出会い=「恋する団地」なんです。初めて耳にした時の衝撃は忘れません、ピアノとアユくんの声から始まった瞬間のピュアで繊細で飾らないメロディーに完全に支配されました。 2.「犬にしても」 コメント 僕が参加させて頂いた初のシングルになります。メロディーはもちろんですが、まちこちゃんの声とストリングスが素敵なオーケストラルポップ。 3.「新たなる解」 コメント 僕が参加させて頂いた初のアルバムになります。まず「恋する団地」の録音に参加出来た事が嬉しかったです。個人的に大好きな「九月の雨」、「プロムナード4D」他、スルー厳禁な素晴らしいアルバムです。 4.「遊撃手」 コメント 僕が参加させて頂いた2作目のアルバムになります。「あさがお」はもちろんですが、「hi-beam」、「頑固もの」、「あひる」他、少し肩の力の抜けた牧歌的感のある素敵なアルバム。 5.「NEW TELEPORTATION 2」 コメント アユくんと出会う前の作品なのですが、後にカセットを頂いて確信しました…どの世界にもある初期衝動を感じる英詞全開のギターサウンド。信用度100%のアルバム。 ライブ時に演奏させて頂いた「My Room」、「Teleport」、「Metastasis Device」は、初心に戻ったような気持ちにさせられるパンキッシュな青春ソング。 ----- げんさんは14年の『恋する団地』のあとからayU tokiOに参加してくれたドラマー。 これまでたくさんのバンドやアーティストのサポートをやってきたげんさんですが、僕が彼のドラムを初めて見たのは彼がtotosのライブに参加していた時でした。 それまでもtotosのライブはずっと見ていたけど、 優しげなギターポップの楽曲の中、鬼の様な形相で演奏するげんさんを見て「すごい人が入ったな」と思いました。それからずっとげんさんのファンです。 ちゃぶ台をひっくり返す様な仕草でシンバルを「じゃばー」とシバくやつがすごく好きです。 「んっちったっちー、んっちったっちち」というリズムとスネアの「すたたすたた」というフィルが印象的です。(よくやってる) そういう「表現」です。他にも、げんさんのチューニングによるドラムの音色もかなり特徴的です。 僕は数年に一度、げん

#18 TIDE (ex-いでたつひろ)

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1 「恋する団地」より「恋する団地」・・・憧憬 2 「新たなる解」より「プロムナード 4D 」・・・越境 3 「遊撃手」より「頑固もの」・・・同情 4 「犬にしても」より「官能少女 (cover) 」・・・恍惚 5 「 New Teleportation 」より「 My Room ver2 」・・・展望 ぼくはアユくんのただのファンであります。 幾度に渡り絵で作品に関わらせてもらってこの上なく幸せです。 アユくんの曲詞声は、あのとき今これからを跨ぐ心だと思います。 ----- 画家 TIDEこといでくん。いでたつひろくん。 随分前、彼が平井で絵の展示をするときにその会場での弾き語りのライブに誘われ、それがきっかけで仲良くなりました。 「絵の展示でライブ」ということにいまいちピンときてはいなかったものの、東京の東にある平井という場所に興味があったのと、いでくんの周辺の人達に興味があったのとでオファーを承諾してライブしに行きました。 会場に着いていでくんの絵が飾ってあるのを見て、これまでに見たどんな絵とも違う面白さを感じました。 当時の彼の作品は全てが鉛筆での点々で描かれていました。点描というらしいです。 鉛の点で塗りつぶされた黒は近くで見ると虹色に光って見えました。 夜の海に船が浮かんでいて、船から放たれる光が溶けて滲んで見えてとても綺麗でした。 大きな絵でした。 想像される果てしなく緻密な制作過程への感動よりも、シンプルにうっとりしてしまっている自分にも驚きました。 そんな風に自分が感動していることが不思議だと感じました。 それまでの自分は制作過程に感じることが多かったので。 その後も彼の作品に触れるたびにやはり同じ様な気持ちになります。 相変わらず、とても不思議で、とても素敵だと思います。ただそう思うだけです。 僕にとっての「芸術」というのはいでくんの作品のことなんだろうと思うし、「芸術家」というのはいでくんのことなんだろうと思います。 後日、今度は自分の方からいでくんに「アルバムのジャケットと先行7インチレコードのジャケットを描いて欲しい」とお願いをしました。『新たなる解』と『乙女のたしなみβ』です。 「キーワードをいくつか聞かせて欲しい」と言われて、たくさんの言葉を伝えた気がします。 それから「音源が出来たら聞かせて欲しい」と言われ、少しずつ出来上がった音源

#17 佐藤清喜 (microstar, nicely nice)

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佐藤清喜(microstar, nicely nice) ayU tokiO 私の5選 恋する団地 元ブリッジの大橋くんからの紹介で本作のマスタリングを依頼され、打ち合わせ(と称して)あゆくんに会った。普段は面識もないまま仕事を受け、何度もやりとりをしていながらまだ実際にお会いした事のない方もたくさんいるのだが(すいません)正直この素敵な音楽を作った若者に興味があった。柔らかい物腰だが武骨、カセットテープやハード録音機器などにこだわり修理までこなす病弱そうな青年が、軽やかなチェンバーポップに乗せて「21世紀の世界はこんなに素敵さ」と歌う。それを聴いて日本の未来も悪くないかもしれないと思った。 air check はたしてこの若者はエアチェック(死語)した経験があるのだろうかと疑問に思いながら聴いてみると、FM雑誌(死語)を彷彿とさせるようなノスタルジーなど皆無の、切なさ溢れる現代の電波ラブソング(not電波系)だったのだが、それは不思議とおじさんの胸の奥をチクリと刺した。「恋する団地」収録の曲はどれも素晴らしくて、仕事なんだけど無駄にプレイバックして聴き入ってしまう、そんな作品。 犬にしても なりすレコード平澤氏の要望でメインボーカルをまちこちゃんが担当することに。楽曲の構造は前作とほぼ同じだが、主役が変わる事で青年誌から少女漫画に場所を変えたような新鮮さがあった。あゆ君は自己承認欲が薄いのか、プロデューサー的な資質というか、自身の歌や演奏にこだわらないところがある。その度量の大きさが後の遊撃手における複数ボーカルのアイデアに繋がっていったのだろうと思う。 あさがお その度量の大きいあゆ君は、自身が録音やミックスをこなすエンジニアであるにも関わらず、他人が好き勝手やったミックスを喜んで受け入れてくれる。僕がやったミックスの中ではこれが一番好き勝手やった曲かなと思うけど、あゆ君はとても喜んでくれた。そのアイデアは全て曲が導いてくれたものだけど、そういう時は本当に嬉しいしやりがいを感じる。 一人暮らし この曲にはミックスしながらゾクゾクする感覚が何度もあり、それは最後まで続いた。平見君のストイック過ぎるベースに「前世は武士か!」と心の中でツッコミを入れながら、ゾクゾクしたくてまた無駄にプレイバックする。正直この作業を終わらせるのが寂しいとさえ思った。 ハード好きのあゆ

#16 澤部渡 (スカート)

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“ 恋する団地 ” 2010 年代の東京インディーシーンのようなものがもし本当にあったのなら、それを象徴する 1 曲だと思います。ロック的でもあり、なによりポップであろうするその姿勢にシビれまくった今なお色褪せない名曲。 “ 乙女のたしなみ ” 『新たなる解』は名盤です。まだ知らない未来に 2016 年という年はきっとスカートの『 CALL 』、 Magic, Drums &Love の『 Love De Lux 』、そして『新たなる解』が出た年、と認識されているだろう。『泰安洋行』が、『 CIRCUS TOWN 』が、『 Gray Skies 』が、『 FLAPPER 』がそうであるように。そしてその中でも特に攻撃力が強い 1 曲を。 “ 犬にしても ”   歌われるメロディが異常なまでに強いのに確実に捻じくれまくってて「あゆくん、やりたいことやってるな!すげえぜ」と驚愕した曲です。 “hi-beam” 『遊撃手』はあゆくんが求道者として制作してきた成果が表れた 1 枚だと私は思っています。特にこの ”hi-beam” での奇妙なドライヴ感を伴いながらも人ならざるものとしてのドラムの音は過去にはなかったもののような気がします。何回聴いても大いなるクエスチョンマークとその快楽があります。 “heart” 『みらべる』での ayU tokiO は前作『遊撃手』でのキマった部分を持ちながらもどこか力が抜けていて、そういうところが好きです。とにかく掛け値なしの名曲。 ----- 澤部くんと出会ってからも随分と時間が経ちました。 2014年に『恋する団地』という曲を出した頃、「こんなにストレートにpopsやって良いんだ と思った」というようなことを言ってくれたのを覚えています。 少しだけ曲のことを話しますが、 「恋する団地」という曲は昔のバンドでお世話になりかけてたレーベルの人から「名刺がわりになるようなシングルの曲を」と言われて作ったものでした。 サビから始まる曲に、aメロはシンプルに、bメロは短く展開を大きくつけて、サビに向けて大胆に。 メロディが上がったり下がったりと難しい~曲が出来上がりました◎ 長く暮らしていた実家のある光が丘団地から出るタイミングだったのでおよそ30年分の気分を詰め込んでます。 「恋する団地」を作っていた当時の本当にささやかな記憶なんで

3/12 TOMOVSKY×わがつまの話、その他

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わがつま二回目のライブ、TOMOVSKYさんとの2マンありがとうございました。 わがつまは昔からトモフスキーさんの音楽が好きで聞いていたということで、この日はとても幸せな1日だったんじゃないかと思います。 誰かの夢が叶う瞬間は見ていて最高の気持ちになります。 彼女は今後も楽しみ◎ ----- 先日までやってた「みちくさ」のブランクカセット http://www.ayutokio.net/2022/03/31-vol8.html こちら完売し、 PYLのセカンドプレス分も残りわずか◎ ありがとうございます。 僕らだけじゃなく、カセットテープのリリースは実は結構多いから、どこかのメーカーがきちんとした製品をいいかげん作ってくれ。 ポータブルプレイヤーで録音再生出来てブルートゥース送信出来るやつがあったら最高。 ありがたいっしょ。 お願いします。 なんならソニーが初代のウォークマンを復刻して欲しいっしょ。ここ数年来の一番の願いだよ。まぁ、製品化の願いは他にもあるんだけど。 TPS-L2だよ GUYS & DOLLSのHOT LINEだよ HOT LINEボタンを押すと GUY端子、DOLLS端子どちらにも共通で写真右下あたりに写ってるマイクを介して会話ができるって仕組み。 気が利いてるというか、なんつうかだよね。最高。 ----- わがつまのライブも終わって、次はayU tokiOのワンマンに向けてのモードです。 今回逃したらもうしばらく大人数でライブすることも多くないだろうから、本当にみんなに見に来て欲しいよ。🔥 自分もそのつもりで、今までで一番多くの曲を用意するつもり。 ぜひよろしくお願いします。 http://www.ayutokio.net/2022/02/227-new-solution-7.html ----- ムーンライダースのライブを見に行き、 今回も鳥羽さんと席が近かった。なんつうかなんか嬉しい。 良明さんコーナーで「はじめて採用された曲」といって「あ」と思ったら、「ディスコボーイ」が演奏されたのが嬉しかった。なるほど、こうやって演るのか。 この曲はayU tokiOでカバーしたことがある。自分ではめちゃくちゃ気に入っている。 音源どっかにあると思うから聞いてみて欲しい。それかCD買って聞いてください。 https://www.yodobash

3/1 みちくさ Vol.8 ありがとうございました!

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少し前の話ですが、みちくさ Vol.8無事に終了しました◎ ありがとうございました♨️ 会場行ったらポスターがありました。 やなぎさわまちこ監修のもと、この日からは幻獣カーバンクルのグッズの販売スタート。 ・長袖Tシャツ(白とピンク) ・ステッカーセット(カーバンクルの名刺とステッカー2種) プリティ♨️ ちなみに、このカーバンクルの名刺ですが、 これはCOMPLEXメンバーの、僕・まちこ・ばんちゃんがそれぞれの名刺として普段使っているのと同じもの。カーバンクル生意気! そして、会場でのライブを音源化したものをDLしてダビングするためのブランクテープ ・AICP-026.5「みちくさ」 こちらの音源が完成し、インデックスカード記載のQRコードからアクセス出来る特設ページにてダウンロード可能となりました◎ や や っこ し〜〜〜 けど付き合ってください🙇‍♂️ 今回はライブ中録音で回していた8trオープンリールマルチからミックスした音源です。 色々なアイデアを盛り込んでやってますけど、シンプルに面白い音源になりました。 「ライブ音源」の半歩くらい先のライブ音源になったと思います。 やっぱりこういうのが好き❤️ って感じです。 特設ページでは「カセットテープのことはよく知らんし、ダビングのことも全然しらん、なにそれ」という方のために簡単ガイドを『説明書』データと『動画解説』データで用意しました。 これで大丈夫です⤴︎ さらに、 ・PYL CT 2ndプレス(ラベル色違いver) ・新たなる解LP 2ndプレス 以上、 マーケットイベント「みちくさ」に向け、COMPLEXショップからも色々と用意していきました〜◎ ということで、みちくさ楽しかったですね。またやりたい。 イベントの準備中から、主催の「雑踏」店主今井くんと話しているとしばしば彼が言っていた「バザーではない」というマーケットイベントのコンセプト、とてもいいね。 きっともっと大きくなっていくだろうと思います。楽しみ。 今回も色々と学びと出会いがあり、個人的に大変満足です。もちろん、精進せねばですが。。 ショップイベントで今後やりたいことのアイデアが色々湧いてきました。 今年のうちにもう一回くらいやれるといいなー。 ご来場のお客さん、PYLとゆうらん船とayU tokiO、全ての出店&出展とスタッフと関係