#19 原 gen 秀樹
「わたしの ayU tokiO 5選」
1.「恋する団地」
コメント 僕にとってアユくんとの出会い=「恋する団地」なんです。初めて耳にした時の衝撃は忘れません、ピアノとアユくんの声から始まった瞬間のピュアで繊細で飾らないメロディーに完全に支配されました。
2.「犬にしても」
コメント 僕が参加させて頂いた初のシングルになります。メロディーはもちろんですが、まちこちゃんの声とストリングスが素敵なオーケストラルポップ。
3.「新たなる解」
コメント 僕が参加させて頂いた初のアルバムになります。まず「恋する団地」の録音に参加出来た事が嬉しかったです。個人的に大好きな「九月の雨」、「プロムナード4D」他、スルー厳禁な素晴らしいアルバムです。
4.「遊撃手」
コメント 僕が参加させて頂いた2作目のアルバムになります。「あさがお」はもちろんですが、「hi-beam」、「頑固もの」、「あひる」他、少し肩の力の抜けた牧歌的感のある素敵なアルバム。
5.「NEW TELEPORTATION 2」
コメント アユくんと出会う前の作品なのですが、後にカセットを頂いて確信しました…どの世界にもある初期衝動を感じる英詞全開のギターサウンド。信用度100%のアルバム。
ライブ時に演奏させて頂いた「My Room」、「Teleport」、「Metastasis Device」は、初心に戻ったような気持ちにさせられるパンキッシュな青春ソング。
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げんさんは14年の『恋する団地』のあとからayU tokiOに参加してくれたドラマー。
これまでたくさんのバンドやアーティストのサポートをやってきたげんさんですが、僕が彼のドラムを初めて見たのは彼がtotosのライブに参加していた時でした。
それまでもtotosのライブはずっと見ていたけど、
優しげなギターポップの楽曲の中、鬼の様な形相で演奏するげんさんを見て「すごい人が入ったな」と思いました。それからずっとげんさんのファンです。
ちゃぶ台をひっくり返す様な仕草でシンバルを「じゃばー」とシバくやつがすごく好きです。
「んっちったっちー、んっちったっちち」というリズムとスネアの「すたたすたた」というフィルが印象的です。(よくやってる)
そういう「表現」です。他にも、げんさんのチューニングによるドラムの音色もかなり特徴的です。
僕は数年に一度、げんさんの音色を一つずつサンプリングして「げんキット」というドラムのプリセットを作り、それでデモを製作しています。
(「hi-beam」という曲はげんさんのドラムのサンプリングによる打ち込みで作りました。)
その後、僕はtotosメンバーのけんじさんがいるハモンスタジオでお世話になる様になり(2012~2014)、
http://www.ayutokio.net/2022/01/11-hamonstudio-qmonos.html
大塚を離れるくらいの頃、ayU tokiOのドラムにゲンさんを迎えました。
げんさんと僕とはほぼ親子ほどに年が離れていて、出会った頃は明らかに僕を「小僧」を見る目で話をされてたと認識しているのですが汗
僕がハモンスタジオでメンバーへのデモ作りをしていたとき、「ちょっと聞かせて」と言って音を聞いてくれてからは少しずつ話をしてくれる様になっていったと思います。
すごく嬉しかった。
言葉数が多い様な、少ない様な人で(よくわからない)、言葉がすごく丁寧で、リアクションがとても大きい。
たまに熱い話になってくると結構乗ってきてくれるのがゲンさんです。
付き合い初めの頃はayU tokiOの本格的な「サポートメンバーの到来」を思ってちょっとビビっていました。キャリアが違うのです。そう思ってビビっていました。
その頃の自分は大人にっていく中で、「仲がいいだけで一緒に音楽を続けてはいけない」となんとなくわかってても、それまでのバンドメンバーとの感じをとても恋しく思うことがありました。
結局その後、
げんさんには、ayU tokiO『犬にしても』『乙女のたしなみ』『新たなる解』『遊撃手』『みらべる』『REV.01』『狐の嫁入り』
RYUTist『心配性』、太田貴子『Voice of Angel』、パソコン音楽クラブ『Listen (rework)』わがつまのライブサポート とかなり色々と付き合ってもらっています。
げんさんと一緒に音楽をやった時間は自分にとっての「新たなる解」の一つだと思います。
昔好きな人が僕に言った言葉に「仲がいい時が[仲良し]」というのがあります。わかりますかね、これ。
僕にもなんとなくわかる様な気がしたけど、たまらなく寂しくも思えました。今もその考えはあまり変わらず、やっぱり好きじゃないです。でも、そういう関係は僕にも確かにあります。
良くも悪くも、「一期一会」みたいなやつですかね。
「フィーリング」という言葉を使って、似た様なことを人から伝えられたこともあります。
それはお別れの挨拶になったと思います。僕は鈍感だし、気がつくまでに大分時間がかかってしまって、ハッとして一人で悲しくなった。
良い感じの時も、そうでない時も、お互い何かを強要することもなく、緩やかな意志を持って続けていく関係もきっとあって、そういう平和の形も良いなと思います。
「COMPLEX」の目的地とする多様性の話になりますが、その一つにはげんさんと僕との年齢ギャップコンビネーションが絶対に存在しているのです。
しかし、
初めから「好きだから、良い」 と言ってはいたけど、いつも「本当にそれでいいのか」と考えてもいます。
でもやっぱり続けていくことを僕は選びます。多分それで良いんだと思いますし、それが良いと思う。
スロー。
さて、プレイリストに関してですが、げんさんには何度も説明したつもりなのですが「アルバム」単位で用意してくれている感じです笑
せっかくなので僕からゲンさんの聞きどころも追加しておきます。
「心配性」RYUTistに提供した曲。
「ガールズ・トーク」ミックスは森達彦さん
「Listen」パソコン音楽クラブの曲のアレンジバージョン。ベースはバンビくん。
「狐の嫁入り」最新作。
今日もこの後一緒にレコーディングです。🔥
よろしくお願いします。
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