7/10 ためになるエフェクターの話①

新しい機材買いました。

これ。

chase bliss audioの「habit」というやつです。
区分としては多分、ディレイのエフェクトに近いものなんだと思います。エコーです。
同じ音が何回も繰り返されるタイプのアレです。

このメーカーのエフェクター。エコーっぽいものは全体的に意味不明です。
ちょっと触っただけだと本当にだいぶ意味不明。
変なものは嫌いじゃないですが大好きというわけでもないです。
しかし、これに関しては人生ゲームを連想させるデザインにchase bliss audioの哲学を感じます。好きです。

あきらかに自分と違う環境で生まれ育ち、別のノスタルジーを有するであろう
アメリカ合衆国ミネソタ州のChase Bliss Audio 創設者 ジョエル・コルテ氏の夢。

「どろっ」とした感触の、デジタルでローファイな世界は自分が子供の頃に不愉快極まりなかった、ゲームがバグったあの感じによく似てると思います。気分が。
ドリーミーかというと、なんとなくわかる気がしないでもない。

「懐かしい」記憶を、壊れかけのアナログと黎明期のデジタルの間に置いている自分としては、やっぱり彼の夢の話に興味あります。



最近ものを買う時の理由がノスタルジーに絡んでる感じばかりしてちょっとヤですが、単純に古いものをメルカリでゲットするんでなくて、こういう新たな商品を購入できるのは喜ばしいです。そもそも最新のメカを生み出してくれているメーカーの皆さんには本当に頭が下がるというか、自分も頑張ろうっていう活力になります。


ちなみに、自分がライブをしたあとギターの音のことでたまに声をかけられるんですけど、
「あの音どうやってるんすか」みたいなこと言われるのはだいたいこれ。


chase bliss audioの「mood」というやつです。
区分としては多分、ディレイのエフェクトに近いものなんだと思います。エコーです。
同じ音が何回も繰り返されるタイプのアレです。

この紹介映像を初めて見た時、ギターエフェクターの横に花を置くセンスに感心しました。
YouTubeに興味持つ様になったきっかけの一つがこのkbobsっていうチャンネルでした。それまでYouTubeは懐かしいもの探しサイトくらいのイメージでしたが、
映像に情報と自己表現を載せて発信するsnsなのかなと認識改めました。
このmoodの機材紹介動画は思い入れのある映像作品。

chase bliss audioのスローガンは “Digital Brain. Analog Heart” だそうです。
これも意味不明に思えますけど2,3日使ったら大体慣れます。メカはいじると慣れます。
藤原さくらちゃんのツアーに出る時、バンドのみんなで楽器屋に行って手に入れました。
すごく推したけどさくらちゃんは買わないあたり、プロいなと思いました。
その代わりにベースのまさとくんが同じのを買って、グルーヴが出ました。

moodは「なんすかそれ?」って音出ますけど、実はものすごく綺麗な音のデジタルテープエコーみたいな感じでもあります。これからエレキギターを始める方にぜひおすすめしたいです。



はい。
habitの話に戻しますけど、
habitっていうくらいだしクセがすごいです。そういう意味じゃないと思いますけど。
これをつかって何するのかってのが大事だなって思います。

また、道具に導かれることは当たり前のことだと思いますが、
数年来見ていて、シンプルに「変な音」が出るから「変な音楽」に向かう姿をよく目にしてきた様に思い、そういうのはいつの時代も「飛び道具」って言われます。
ノスタルジー、思い出、記憶のテクスチャは飛び道具なんかじゃないと思うのです。

自分はこういうものこそ普通の音楽の中で使おうって思います。

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