#34 加藤寛之 (ex-すばらしか)
恋する団地
初めて聴いたアユさん曲。当時18歳でした。
「これはなかなか凄い曲だ」
犬にしても
マイベスト歌い出し曲の一つです。歌い出しはブルース・ヒバードからインスパイアされたと聞いて「なるほどなぁ」と思いました。でも強烈なオリジナリティがあるのが凄いです。
9月の雨
まちこさんのローズプレイがベルトラミみたいでめっちゃカッコいいです。
アユさんのサポートを三公演だけやるとなった時、曲目渡される前に一応コピーしておこうと思って必死にコピーした記憶。ベース難しすぎ。
米農家の娘だから
タイトル、凄いです。歌詞とメロディが常にマッチしていて本当に良い曲だなと思います。「新たなる解」バージョンは少しだけユーロ圏JAZZ ROCKな趣があるアレンジで好きです。(ドラムのフィルとか)
大ばか
夜のドライブの時にいつも聴いてます。中央道の変わらない景色の中で流すのがオススメです。
阿佐ヶ谷ROJIにて、アユさんとデュオで演奏した「大ばか」は最前列にいたお客さんがガチ泣きしてたのを含め、一生の思い出です。
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加藤君です。
すばらしかというロックバンドのベーシストだった彼と知り合ったのは下北沢のスリーだったと思います。
スガナミユウくんに誘われてブロックパーティーというイベントに出た時のことだった気がします。
その時自分はayU tokiOか、やなぎさわまちことまちこの恐竜かで出演していたと思うのですが、この時の楽屋での印象が良くなかったすばらしかに自分はかなり警戒していました。(メンバーに「初めまして」と挨拶したら「いぇーーーーい!」と返された。)
というわけで、初めて会ったときは加藤君とも一言二言くらいしか言葉を交わさなかったのですが(加藤君のベースのプレイにはかなり興味を惹かれました)、メンバーの中でも彼にだけはうっすらとコミュニケーションの糸口を感じていて、いつかどこかで なんかしら と思ったまま時が過ぎました。
そして、2018年の秋頃に数回ayU tokiOのライブにベースのサポートで入ってもらうことになりました。
これがだいぶ面白かったのですが、こういうライブの記録がしっかり残っていなかったりするのも勿体無いですよね。
人が変わると本当にライブは変わります。
彼は僕の「新たなる解」というアルバムを好きだと話してくれて、自分は「本当なのかな」といまだに疑念を持ってたりもするのですが、彼の挙動を見ていて彼が嘘つきには見えないのできっと本心なのだろうと思ってもいます。本当にありがとう!
何でだったか、阿佐ヶ谷ROJIでのライブの時に(僕はソロで出演していた)その場にいた加藤君を招いて一緒に演奏しました。
その時の演奏は最高だった気がするし、確かに「大ばか」の時にガチ泣きしているお客さんがいた気がする。この日は自分としても忘れがたい日です。
この間、彼が今やっている御茶ノ水のjazz喫茶「donato」に遊びに行きました。
いきなり行って驚かせてやろうと思ったんですが、
店の前に着いて、ドアの前に立った僕が目に入った瞬間、まるで待ち合わせしていたかの様に店の中から手を上げて応えてくれたのがかなり気味悪かったです。
店内ではかなりの音量でjazzが流れていて、「結構でかい音なんだね」というと「今日は小さい方です」と言っていて、街にポツポツ存在する強烈な個性が剥き出しの店ってこういう店主がいると完成するものなんだな と思いました。
加藤君は本当にそこの知れない不思議な人間です。
こういう人が世の中と広くコミットする様子を見たいなと思います。
また、世代が更新されて「センスが良くて、楽器がうまい」人が普通に存在する世界になったことを知ったのも彼が最初だった気がします。(あとさとちんとゆうらん船の本村君。みんなベーシスト。)
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